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OpenAI dotsとClaude Code、AI社員を自社に入れるならどっち?社員ゼロ・AI社員17人で会社を回している私の答え
OpenAIが発表した常時稼働型AIエージェント「dots」と、Claude Codeで作るAI社員の違いを、社員ゼロ・AI社員17人で会社を回している立場から比べました。どんな会社にどちらが向いているかの判断軸もお伝えします。
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「OpenAIがdotsを出したらしい。ウチもAI社員いけるんじゃない?」——9月29日の発表以来、こんな会話が社長さんの間で増えているんじゃないでしょうか。
私自身はClaude CodeでAI社員を作って会社を回している側なので、dotsの発表はかなり気になって、公式発表と各社の解説を一通り読み込みました。先に結論を言うと、dotsは「あなた個人の分身」、Claude Codeは「会社の部署をつくる道具」です。似ているようで、向いている場面がはっきり違います。
dotsとClaude Codeは何が違うのか
dotsは、OpenAIが2026年9月29日のDevDayで発表した常時稼働型のAIエージェントです。GPT-6 Astraという最上位モデルで動き、1体ごとに専用のクラウドPCと専用ブラウザーを持ち、4,000以上のアプリにつないで、頼んでいない間も裏で作業を進めてくれます。ChatGPTのProプラン(月16,800円〜)やBusiness Premiumなら最初の1体は追加料金なし。設定も「名前をつけて、アプリをつないで、最初の仕事を渡す」だけなので、エンジニアでなくても今日から使えます。
一方のClaude Codeは、AnthropicのAIに自分のパソコンや会社の環境で仕事をさせる道具で、「AI社員」はその上に自分で設計して作ります。部署ごとのサブエージェント、業務マニュアル(CLAUDE.md)、定型作業を手順化したスキルといった部品を組み合わせて、会社の業務フローそのものを組み立てていく感じです。具体的な手順はAI社員の作り方にまとめています。
私の見方で違いを3つに絞るとこうなります。
- 誰のためか:dotsは「1人に1体」の秘書。Claude Codeは「会社に1つ」の仕組み
- どこで動くか:dotsはOpenAIのクラウドPC上。Claude Codeは自社管理のPCやサーバー上
- 複数で連携できるか:dotsは現時点で1体から(チーム化は今後の構想)。Claude Codeはすでに部署構成で動く
dotsのほうが圧倒的に始めやすい。Claude Codeのほうが圧倒的に作り込める。そういう関係です。
社員ゼロ・AI社員17人で回してみて分かったこと
私の会社STAR SPARKには人間の社員がいません。代わりにClaude Codeで作ったAI社員が17人いて、Webデザイン、YouTube動画の編集、打ち合わせ確定後の顧客情報登録、提案資料づくりといった仕事を分担しています。人を雇ってやったら人件費換算で年間3,071万円分になる業務を、AIの利用料年間36万円(月約3万円)で回しているのが現状です(金額の出し方は業務の棚卸しの記事で公開しています)。
この体制を作って痛感したのは、AI社員で一番大事なのはAIの賢さではなく「業務の切り分け方」だということです。どの仕事を、どんな判断基準で、どこまで任せて、どこで人が確認するか。ここを決めないと、dotsだろうとClaude Codeだろうと「なんかそれっぽく動いているけど成果が出ない」状態になります。
実は私も、司令塔役のAI社員を経由して全部の仕事を振る仕組みにしたら、かえって完了が遅くなって、急ぎの仕事は直接指示するルールに変えたことがあります。こういう運用の調整は、どちらのツールでも避けて通れません。
自社に入れるなら、こう考えてみてください
判断の軸はシンプルで、「社長個人の仕事を減らしたいのか、会社の業務を仕組みにしたいのか」です。
リサーチや資料の下書き、メールの整理など、社長ご自身の手元の仕事を減らしたいなら、dotsは良い選択だと思います。月1万数千円で分身が1体つくなら、まず試す価値は十分あります。
一方で、見積から請求までの転記、受注後の顧客登録、SNSや動画の量産のように、社員が複数人で回している業務を会社の仕組みとして置き換えたいなら、今の時点ではClaude Codeのほうが向いています。部署単位で分けられて、データを自社の手元に置けて、業務ルールを細かく書き込めるからです。
そして正直に言うと、どちらを選んでも「業務を棚卸しして、金額に換算して、任せる順番を決める」工程は人がやるしかありません。dotsが広まるほど「AIに任せられる」という空気は広がるので、この設計の部分がこれからますます差になっていくと感じています。
dotsが自社向けなのか、Claude Codeで組むべきなのか迷っている方は、お問い合わせから「dotsの記事を読んだ」とだけ送ってください。今の業務をどちらに乗せるのが自然か、私の17人体制の実例をお見せしながらお話しします。
Claude Codeで御社専用のAI社員を作る場合の進め方は、AI社員の導入支援のご案内にまとめています。手作業を年間の時間と金額に換算する無料相談も、こちらから申し込めます。