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Claude CodeでAI社員16人を「雇った」話。10分の仕事が2時間になった失敗

Claude CodeでAI社員16人の体制を作り、ひとり会社を運営している実践記録です。品質を上げようと全部の仕事を上長役と検品係に通したら10分の作業が2時間になった失敗と、その直し方を公開します。

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「CLAUDE CODE 会社経営 AI社員16人を“雇った”話」の見出しと、青いネオンのオフィスでノートパソコンを開いた白いロボットのキャラクターが十数体並んで働いているイラスト

10分で終わるはずの仕事が、2時間たっても上がってこない。パソコンの前で「これじゃやってられない」とつぶやいた夜がありました。相手は人間の社員ではありません。私が"雇った"AI社員です。

私は今、Claude Code(AIに実際の作業を任せられるツール)を使って、16人のAI社員と一緒に会社を経営しています。営業リストを作る係、デザインを作る係、メールを書く係、YouTubeを運用する係。それぞれに名前と担当があり、現場を仕切るCOO役の「まとめるん」が全体に仕事を振り分ける、小さな会社のような体制です。

そもそもなぜこんなことを始めたかというと、私はひとりで会社をやっていて、営業も制作も発信も、全部の手が足りなかったからです。人を雇う余裕はない。でも仕事は待ってくれない。それなら役割ごとにAIの担当者を作ってしまおう、というのが出発点でした。

先に結論をお伝えすると、AI社員での会社経営は本当に機能します。ただし、人間の会社とまったく同じ「組織の悩み」も起きます。今日はその中で一番大きかった失敗談を、包み隠さず書きます。

AI社員16人って、どんな体制?

イメージしやすいように少しだけ紹介すると、うちの会社にはリスト課の「リストるん」、デザイン課の「デザインするん」、メール課の「メールするん」、品質チェック担当の「検品るん」……と、全員「るん」のつく名前のAI社員がいます。私が社長として指示を出し、COOのまとめるんが各担当に仕事を割り振る。成果物は検品るんがチェックしてから私に納品される。図にすると、本当に普通の会社の組織図なんです。

最近ではデザイン課が忙しくなって2人目のデザイン担当を増員したり、アポイントが取れたら予定登録とメール下書きまで自動でやってくれる新入社員を迎えたりして、体制は今も少しずつ育っています。

10分の仕事が2時間に。「検品係」を挟んだら現場が止まった

さて、失敗談です。品質を上げたくて、すべての仕事を「まとめるん経由で振り分け、納品前に必ず検品るんがチェックする」流れに統一しました。方向性としては正しいはずですよね。人間の会社でも、上司の割り振りと品質チェックは当たり前ですから。

ところが実際に回してみると、体感10分で終わっていた作業が2時間かかるようになりました。急ぎの修正をお願いしても全然戻ってこない。正直、かなりイライラしました。理由は人間の会社と同じです。間に入る役割が増えるほど、伝言と確認の往復が増えて、現場が渋滞するんです。

そこで作ったのが「急ぎ:」ルールです。指示の頭に「急ぎ:」とつけたら、まとめるんも検品るんも通さず、担当のAI社員に私から直接仕事が届く仕組みにしました。たったこれだけで、スピードはいつも通りに戻りました。

学んだこと:AIの組織も、人間の組織と同じだった

この経験から学んだのは、「階層をきちんと通せば品質は上がるけれど、すべてを階層に通すと遅くなる」という、経営の教科書に書いてあるようなことでした。じっくり進めたい案件は組織のルート通りに、急ぎの案件は担当へ直接。AI相手でも結局、この使い分けに落ち着いたんです。AIだから特別なのではなく、仕事の流れの設計こそが大事なんだと実感しています。

これは裏を返せば、会社を経営されている方なら誰でも持っている「組織を回す感覚」が、そのままAI活用に活きるということでもあります。難しいプログラミングの知識より、「この仕事は誰に任せて、どこでチェックするか」を考える力のほうが、ずっと大事なんじゃないでしょうか。

こうして手を動かしながら分かったことは、そのまま自社の改善にも使っています。たとえばAIO対策で自社サイトが41点→71点にの記事も、AI社員と一緒に進めた仕事のひとつです。

AI社員が働く様子は、画面で眺められるようにしています

AI社員ダッシュボードの画面。青いネオンのオフィスに白いロボットのキャラクターが並び、それぞれに「デザインするん 作業中」「リストるん おやすみ」といった名札が付いている。上部に営業部・マーケ部の当日実績、右上に稼働数の「13 Agents」、右側にリアルタイムアクティビティとタスク一覧が並ぶ

実際に使っているAI社員ダッシュボード。誰が今動いていて(作業中)、誰が待機中か(おやすみ)が ひと目で分かります。上部には営業部・マーケ部のその日の実績、右側には各AI社員の稼働ログと タスクの進捗が流れます。人の会社でいう朝礼ボードのような画面です。 なお、この画面は社員が13人だった時点のもので(右上の「13 Agents」がそのときの人数です)、 その後デザイン課の増員などを経て現在の16人体制になりました。

次回は、この画面を「AI社員ダッシュボード」としてどう作ったのかを公開する予定です。

まとめ

AI活用でつまずくポイントは、実は技術ではなく仕事の流れの設計にあります。階層を通すか、直接渡すか。その使い分けを決めるだけで、同じAIでも速さがまったく変わります。

「AI社員、うちの会社でもあり得るのかな?」と少しでも感じた方は、お問い合わせから気軽に声をかけてください。どんな業務ならAIに任せられそうか、雑談のつもりでお話しできたらうれしいです。

私たちがどんな体制で制作しているかはサービスに、費用の考え方は料金にまとめています。

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